モデルランド田中           2017.3.28 Digitrax SoundFXデコーダ用 Sound Project File/SL−D ご紹介 ◆対象デコーダの形式/種類: Digitrax 4Mbit(以上) SoundFXデコーダ ◆SPJ(Sound Project File)名: SL-D.spj ◆推奨利用車種: 蒸気機関車(D51など) ◆ファイル内容: Digitrax社HPのSoundDepotからダウンロードできる「LV-2102」のspjファイル をベースに、D51用にD51498の音を独自に編集したものに入れ替えています; チャフ音、長笛/短笛、コンプレッサー音、蒸気吹出し音、シリンダー吹出し音、安全弁吹出し音、 エア抜き音、自動給炭機音、連結器音など。 ◆ファンクションとCV値: ファンクションとCV値については、LV-2102.spjファイルの設定に従うことになります。 <ファンクション> F0- ライトON/OFF F1- ボイラー音 (CV146=0にしておいて下さい) F2- 長笛 (CV150=0にしておいて下さい) F3- チャフ音切替 (ONにすると力行チャフ音が巡行チャフ音に変わり、OFFにすると 力行チャフ音になります) F4- シリンダー吹出し音カット(ONにすると発進時にシリンダー吹出し音を鳴らさなくなります) F5- 水ホンプ音 F6- 蒸気吹出し音 F7- 連結器音 F8- ミュート (消音) F9- 短笛 (押すたびに音が出る) F10- エア抜き音 (押すたびに音が出る) F12- 安全弁吹出し音 F13- ブレーキスキール音 F14- グリースアップ音 F15- 給水音 F16- コンプレッサー音 F17- 石炭搭載音 F18- 自動給炭機音 (F1onのときは鳴りません) F19- クロッシングゲートホイッスル(踏切通過時のホイッスル) F11は未使用(押すたびに音を出す) <サウンド関係のCV値> [ ]内の値はデフォルト値(工場出荷時の設定値); CV58 マスターボリューム(0=最大) 1-15 [9] CV60 サウンドスキーム(0にしておく) [0] CV133 チャフ音/カムの構成定義(インチ単位での動輪直径、128⇒外部カム) 0-127 [63] (=>55に設定:D51の動輪は55インチ) CV134 ギヤ比の調整:32⇒100% [32] CV135 ミュート時のボリューム 0-64 [00] CV140 チャフ音のボリューム 0-64 [32] (=>60程度がよいです) CV141 ボイラー音F1のボリューム 0-64 [25] CV142 ホイッスルF2&F9のボリューム 0-64 [60] CV143 コンプレッサー音のボリューム(CV171=1のとき) 0-64 [12] (=>16程度がよいです) CV145 発電機音F0ボリューム 0-64 [15] CV146 F1のサウンドの動作間隔(0にしておく) 1-100 [0] CV150 ホイッスル種類の選択(0にしておく) 0-2 [0] CV154 安全弁の蒸気放出音F12のボリューム 0-64 [12] (=>24程度がよいです) CV161 逆転器音のボリューム(方向転換時に鳴る) 0-64 [40] CV162 コンプレッサー音F16のボリューム 0-64 [64] (=>16程度がよいです) CV163 給水音F15/石炭搭載音F17のボリューム 0-64 [24] CV164 ブレーキスキール音F13のボリューム 0-64 [32] CV167 発進後に鳴るシリンダー吹出し音(F4OFF時)が止むスピードの設定 0-64 [32] (=>10〜16程度がよいです) CV168 自動給炭機音F18のボリューム 0-64 [32] CV170 減速時に自動的にブレーキ音を鳴らす(=1)/鳴らさない(=0) 0-1 [1] (=>0がお薦めです) CV171 コンプレッサー音をCV174の間隔で自動的に鳴らす(=1)/鳴らさない(=0) 0-1 [1] CV172 自動給炭機音をCV175の間隔で自動的に鳴らす(=1)/鳴らさない(=0) 0-1 [1] CV174 コンプレッサー音を自動で鳴らす時間間隔 0-255 [10] CV175 自動給炭機を自動で鳴らす時間間隔 0-255 [20] ◆ドラフト音と動輪の同調 外部カムを使用しないで同調させる場合は、 ・走り出しの同調は、CV2のスタート電圧で調整、 ・走行中の同調は、CV133の動輪直径、CV134のギヤ比で調整するとともに、必要ならスピード テーブルでも調整します。  例えば、D51ですと動輪直径1.4mは約55インチなのでCV133=55、本物はギヤは使っていないので、 ギヤ比は100%で CV134=32 です。 しかし実際には、モータ特性や駆動部の走行抵抗などが 車両毎に異なるため同調することは稀ですので、CV134の値を調整して下さい=> CV134を2倍の 64にするとドラフト音のテンポは2倍になり、16にするとテンポは半分になります。 注)モデルランド田中は この資料とSL-D.spjファイルの内容、これらを利用して引き起こされる結果 に対し責任を負いません。